Windows10のコマンドラインを使いやすく(cmder + nyagos + msys2)
インターンでコマンドラインから作業することが多くなって、標準のcmd.exeだと使いづらすぎたのでcmderを導入してみる。個人的なメモ。
シェルにはnyagosを使って、パッケージの更新なんかはmsys2側から行う。
今までは開発とか全く触れてなかったから何の気なしにWindowsマシン使ってたんだけど、
開発するようになってMacほしいなと思うようになった。だから開発系の友達はみんなMacなんだなぁ。
さすがにノートPCをLinuxにしようとは思わないけれど。
参考サイト
http://zenito9970.hatenablog.com/entry/2015/06/19/163701
http://qiita.com/MasayukiSuematsu/items/578c6d8a2d5f64a08d02
1.インストール
- cmder
http://cmder.net/
ダウンロードして解凍。C:\直下に移動。 - nyagos
https://github.com/zetamatta/nyagos/releases
これも同様にzipを解凍してC:\直下に移動。 - msys2
https://msys2.github.io/
これだけはインストーラがダウンロードされるので起動してインストール。
2. 設定
一旦cmderを起動してみる。自分の環境では一発で起動できた。
画面下には”cmd.exe”と表示されているはず。デフォルトではコマンドプロンプトを動かしてるみたい。
起動できない場合は参考サイトの1つ目を参照。
■cmder + nyagos
まずはcmderの設定を開く。
画面右下のメニューバーからSettingsを選択。開いたウィンドウの左メニューからTasksを選択。
Predefined tasks(command groups) の下にある+を押下。
まずは名前を付けるということで、Group{数字}になっているところをnyagosか何かに変更しておく。
次に
Default task for new consoleのチェックボックスにチェックをいれる。
こうすることでデフォルトでnyagosが起動される。
次にcomands設定
Commands (application, arguments, “-new_console” params)
なんたらと書いてあるところの下にテキストエリアがあるのでそこにnyagos.exeへのフルパスを通す。
C:\直下に置いた場合、
C:\nyagos\nyagos.exe
これでSave settingsを押下。
その後左メニューからStartupを選択し、Specified named taskをnyagosに変更。
これでnyagosの設定完了。
■cmder + msys2
Task設定は先ほどと同じ。
けどcomands設定がちょっと違っていて、
{解凍したフォルダのパス}\usr\bin\mintty /usr/bin/bash –login -i
つまりC:\直下だと、
C:\msys64\usr\bin\mintty /usr/bin/bash –login -i
Save settings押下で終わり。
3. 環境変数設定
このままの状態だとmsys2はよくわからない動きをするらしいので、ユーザ環境変数を追加。
変数名はMSYSTEMで、値はMINGW64
これで設定完了。
4. 完了後やっておくこと
パッケージを更新するため、msys2側で
pacman -Syu
を実行しておく。